歯の豆知識「イマドキ歯みがき剤の使いかた・選び方」


みなさんは、毎日歯みがき剤を使っていますか?

かつて「歯みがき剤は歯みがきのジャマになる」と言われていた時代がありました。まだ歯みがき剤にフッ素などの有効成分が配合されておらず、香味や発泡剤も強かった頃の話です。

そんな歯みがき剤も、いまや虫歯予防に欠かせない必須アイテムとなっています。虫歯予防効果が最も期待できる方法として「フッ素(フッ化物)入りの歯みがき剤を使うこと」と世界保健機関(WHO)にも認められています。

歯みがき剤にとっての大きな転機は、虫歯予防に効果のあるフッ素が配合されたことでした。フッ素配合の歯みがき剤の市場シェアが上がるにつれ、虫歯予防効果の恩恵を受ける人が増えました。朝晩歯を磨くという、誰もがしている習慣により、口の中にごく微量のフッ素が残って、効果を発揮したからだろうと考えられています。普段の歯みがきに歯みがき剤を使うだけで、誰もが虫歯予防の恩恵を知らず知らずに受けることができる。これが歯みがき剤の最大の強みなのです。

時代は変わり、現在歯科医院やドラッグストアで販売されている多くの歯みがき剤は、厳しい基準をクリアした「医薬部外品」であり、私たちの歯を守ってくれる重要なアイテムです。

市販品には残念ながらフッ素濃度の表示がありませんが小学生~大人なら予防効果の高いフッ素濃度950ppmほどのものが望ましいです。

さて、ここで大事なのは歯みがきの使い方です。なるべくたっぷり使ってください。(ただし乳幼児の場合は適正量を使用)磨き終わったらうがいは1回に。フッ素を口の中に残したので、ほんの少しの水でうがいする程度で十分です。歯みがき剤のフッ素は、口の中に残る量を計算し、安全な量が配合されていますのでご心配には及びません。口になかにフッ素が残らないとせっかくの歯みがき剤の機能が発揮されないので、ここは大事なポイントです。もしも「うがいを何回もしたい」という方がおられましたら、仕上げにフッ素ジェルを歯に塗ったりすると良いでしょう。

虫歯を止めたり、予防したりするには毎日丁寧に歯みがきをするなど患者さんご自身の努力がとても大事です。とはいえ、歯みがきを「毎回、完璧に」などと思うと、息切れしてしまいそうです。肩の力を抜き、気長に毎日続けて行ってください。

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2017年2月01日|



 
 
 
 
 

2017年2月01日 | カテゴリー 歯の豆知識  |