むし歯について


アスリートのお口は「虫歯や歯周病、酸蝕症になりやすい」って知っていますか?

部活やスポーツクラブに所属して頑張っているみなさん、ランニングやジムのトレーニングに励んでいるみなさん、油断大敵です!

 

※虫歯になりやすい

原因①:激しい運動で口呼吸が多いため唾液が渇き、唾液による歯の再石灰化作用(虫歯になりかかった              歯の修復)が働きにくいです。

原因②:汗をかいて唾液の分泌が減ると、唾液による歯の再石灰化作用が働きにくいです。

原因③:疲れと空腹で糖分をとりがち。間食(飲み物も含む)は、1日3回以上になると虫歯のリスクは上              昇します。

原因④:スポーツドリンクの酸が歯を溶かします。

原因⑤:練習で疲れてヘトヘトになると就寝前の歯磨きがついおろそかに。

原因⑥:練習が忙しく、オフは休養が優先。歯科にかかるのがつい後回しに。

 

※歯周病になりやすい

原因:体力ギリギリまでトレーニングをした体は傷んだ組織の修復で手いっぱい。そのため細菌への抵抗          力が落ちやすく、歯周病菌から攻撃されると歯ぐきが腫れやすいです。

 

※酸蝕症にもご用心!

原因:酸性の飲み物・食べ物、胃液に触れた歯の表面が広範囲に溶けるのが酸蝕症。進行 すると虫歯や            知覚過敏になりやすくなります。水分やミネラル、エネルギーの補給に優れるスポーツドリンク              は、柑橘系と同じくらいの酸性度。口呼吸のために唾液が乾き、酸が洗い流されずにお口に長く              残ると酸蝕症になりやすいので要注意です。

 

★アスリートあるある?こんな習慣や癖にご注意を!

  練習でくたくたになり、夕ご飯を終えると歯磨きせずに寝てしまっていませんか?お腹がすいて甘いお     やつが増えていませんか?普段の生活を振り返ってみましょう!

・就寝前の歯磨きをついせずに寝てしまう。

  これではお口の中は夜じゅうずっと虫歯菌と歯周病菌の楽園に。寝る前に歯磨きを!

・夜中にお菓子を食べながら宿題。

  おやつを食べながらは虫歯菌に餌をやり続けるようなもの。ダラダラ食べはやめましょう。

・スポーツドリンクをチョビチョビ飲み。

 これに含まれる砂糖と酸がお口の中に残ると虫歯や酸蝕症のリスクに。飲んだら水やお茶 も一口どうぞ。

・疲労回復に柑橘系やビタミン飲料をよく摂る。

  疲労回復に役立ちますが酸性度が強く、歯のカルシウムを溶かしやすい飲食物。摂った  後は水やお茶を    飲んでおくのがおすすめです。

・ジムの筋トレの合間に果汁で溶いたプロテイン。

  果物ジュースで溶かすと糖分が虫歯のリスクに。  果物ジュースで溶かすと糖分が虫歯  のリスクに。し    かも果汁の酸で軟らかくなった歯を食いしばるとすり減らいやすいので  要注意。

・就寝中の歯ぎしりで朝起きるとあごがだるい。

  歯ぎしりは日中の疲れやストレスの発散になるといわれますが、あまり激しいと歯やあ  ごが傷んでしま    います。歯科医院でマウスガードう作ってもらいましょう。またスポー  ツ用のマウスガードも作成でき    ますのでご相談ください。

・練習が忙しくて歯科にかかる暇がない。

  たまのオフは休養が優先?でもアスリートのお口は虫歯、歯周病、酸蝕症のリスクにさ  らされていま      す。ぜひ半年に一度は歯科医院でメンテナンスを受けましょう。

 

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2019年7月01日|

歯垢(しこう)と歯石(しせき)の違いって?

歯みがき剤のCMなどでよく耳にする「歯垢」(しこう)と「歯石」(しせき)という2つの言葉。同じものと混同している人がけっこう多いです。歯の健康を保つためにもそれぞれの違いについてぜひ知っておきましょう。

 

歯垢とは?

歯の表面を指で触った時にネバネバしたものが付くことがありますが、このネバネバが歯垢のことで、別名「プラーク」とも呼ばれています。

食後およそ4~8時間ほどでこの歯垢が作られてしまうため、毎食後の歯みがきが大切です。

歯垢は細菌の塊で、1gあたり1000億個以上の細菌が詰まっていると言われています。

これを放っておくと菌の作った酸が歯の表面のエナメル質を溶かしてむし歯を発生させてしまうことがあります。

 

歯石とは?

歯石とは一言で言えば歯垢が硬くなったもののことで、歯みがきでみがき残した歯垢はおよそ2日間ほどで歯石へと変わってしまうと言われています。

そのため歯みがきがしにくい「歯と歯ぐきの境目」や「歯と歯の間」にできやすく、歯石はその名前の通り石のように硬いため、一旦歯に付いてしまうと歯ブラシでは取れません。

歯科医院で専門的な道具を使って掃除することが必要になります。また健康な状態を維持していくためには、定期的なメンテナンスを行うことが大切です。


 

 

 

 

2019年6月01日|

口腔環境を良くして感染症対策を!!

突然ですが、みなさんはお口の乾燥を意識することはありますか?

寒くなりだすと、湿度が低下し、風邪やインフルエンザなどの感染症を起こしやすくなるのは、よく知られていますよね。これは空気の乾燥によって、口腔内や喉、鼻の粘膜が乾燥し、ウイルスや細菌など外からの侵入を防御する機能が弱まってしまうためです。

そしてもうひとつ。忘れてならないのが朝の口腔の乾き。

睡眠中は汗をかき、体内が水分不足になりがちなことに加え、口呼吸の影響で、起き抜けの口腔環境が乾燥しており、1日の中でもっとも口内の細菌の数が多い時間帯です。

大人の口腔には、歯をよく磨く人で1000~2000億個、あまり歯を磨かない人だと4000~6000億個にも上る細菌が住み着いていると言われています。

これらの菌の中には、粘膜を破壊するプロテアーゼという酵素を作り出すものがあり、感染を起こしやすくしたり、感染を重症化させてしまう原因になることがあります。

つまり口腔を不潔にしていると、インフルエンザなどの感染症に感染しやすくなるのです。

眠りにつく前と、目覚めの口腔ケアが大切です。

睡眠前後の歯磨き習慣で、睡眠中の口腔細菌増殖を予防するには、以下のポイントに注意してみてください。

 

眠る前、しっかり念入りに磨く

寝ている間は唾液の分泌が少なくなり、細菌が増殖しやすい環境に。口腔内をクリーンにし、細菌をできるだけ減らして眠りにつくことが大切です。デンタルフロスや歯間ブラシを併用したり、舌磨きを実践するのも良いでしょう。

 

★朝起きたら、食事の前に歯を磨く

歯磨きは食後にするもの……というイメージがありますが、うがいや歯磨きをしないまま朝食をすると、食べ物や飲み物と一緒に、有害なウイルスや細菌を体内に食べてしまうことに。

目覚めたらすぐに洗面所に向かう習慣を身につけ、歯磨きをすると良いでしょう。

 

★唾液の分泌を増やすマッサージを

唾液には、リゾチームやラクトフェリンといった天然の抗菌成分が含まれており、細菌の繁殖を防ぐ働きがあります。質の良い唾液を多く分泌出来ると、細菌は少なく、口臭が少なくなるというメリットも。

眠りにつく前と、目覚めの口腔ケアで、口腔環境を良くし感染症対策しましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年11月01日|

皆さんは知覚過敏についてどのようなイメージがありますか?

「単に歯がしみるだけ」「放っておいても大丈夫」多くの方はこんなイメージを持たれていると思います。

ですがこのしみる症状、虫歯の痛みの初期症状に似ていたり、歯が欠けたり、削れたり、すっぱいものの過剰摂取で酸蝕症になったりして歯が壊れているときにも起きる症状なので油断大敵なんです!!

気が付かないうちに歯が傷んでいることもあるので気になる方は受診することををおすすめします。

では知覚過敏についてご紹介していきます!

★ 知覚過敏とは

知覚過敏は、象牙質を覆っている硬いエナメル質や歯茎がなんらかの原因で失われたときに、むき出しになった象牙質から神経へと外部の刺激が伝わって起きる痛みです。

★ 知覚過敏リスクチェック

① 歯ぎしり・食いしばりしていませんか?

過剰な力は歯のヒビ、欠け、咬耗、詰め物や被せ物の痛みの原因になります。

② ゴシゴシ磨きはやめましょう

ゴシゴシ強く磨きすぎると歯を摩耗させたり、歯茎を痩せさせてしまうことがあります。

③ 歯磨き不足も大きなリスクに

歯にべったりつく歯垢の中にむし歯菌の出した酸が溜まり、スメア層や再石灰化層を溶かしてしまいます。

④ 熱中症予防に何を飲んでますか?

熱中症予防に毎日イオン飲料を飲んでいるかたが多いと思います。イオン飲料は意外と酸性度が高く、チビチビ飲む度に歯が溶けます。

⑤ ヤニ取り歯磨き使ってませんか?

ヤニ取り歯磨きは研磨力が強く、ステイン除去機能の高い歯磨剤もあるので避けたほうが無難です。

⑥ すっぱいものの摂りすぎにご注意を

酸味は体には良くても歯には悪いことが多いので、ご自分にあった食べ方を歯科医院で相談してみましょう。

➆ 水泳やジムではいつもスポーツ飲料?

スポーツ飲料やビタミン飲料ばかり飲むと歯が溶けやすく、そうした歯を食いしばったりすると歯がすり減りやすいです。

➈ お口の中パサついてませんか?

持病の薬を飲んでいる人に多いお口のパサつき。薬の副作用で唾液の分泌が減ると、歯の再石灰化やスメア層の形成がスムーズに行われません。

★ 知覚過敏の治療方法

STEP0

・日常生活に知覚過敏のリスクがないか問診し検査指導を行います

生活習慣指導・食事指導・歯磨き指導など

STEP1

・元に戻せる治療法で試しながら症状が改善するか経過を診ます

症状を抑える薬をつけたり、歯に色のつかない薬剤を塗ってコーティングしたりします。

STEP2

・STEP1で効かない場合

更にガッチリと歯をシーリングしたり、レジンで歯の表面を覆います。

STEP3

・STEP2でも効かない場合

歯の噛みあわせの調整を行ったり、詰め物を詰めなおしたりします。

STEP4

・様々な治療を試してみて改善しない場合

神経を抜いたり、ときには抜歯をします。

 

 

 

2018年9月01日|

「痛くないなら歯医者さんに行かなくていい」「詰め物をしてもらったから、もうむし歯は大丈夫」などなど、むし歯や歯周病の予防について誤解されがちなことをまとめました。

お口の健康管理にぜひお役立てください。

 

  • 常識①

×歯医者さんは痛くなったら行けばいい。→ ○痛みのないときから通うのが◎です。

「痛くなければ歯医者さんに行かなくていい」と考える方も多いのですが実はむし歯も歯周病も、その進行具合を痛みで判断することはとても難しいのです。むし歯で痛みが出るのは、歯に穴が開いてからしばらく間だけです。炎症で神経が死ぬと悪化していても痛みは消えてしまいます。また歯周病は痛みなく進行し、痛む頃には手遅れで治療をしていても歯を救えないケースも少なくありません。そうならないために大切なのが定期的な歯科検診です。お口の状態をチェックしてもらうことで、むし歯などが早めに見つかりますし、改善するための対策や指導もしてもらえます。

  • 常識②

×歯ブラシだけでお口のお手入れはカンペキ!→○ 歯ブラシだけでは絶対に磨けない場所があります。

歯と歯の間(隣接面)、歯周ポケットの奥など、いくら磨き方が上手でも歯ブラシの毛先が届かない場所があります。ツルツルした歯面は元々プラークが溜まりにくく、むし歯のリスクが低い場所の対し、隣接面がむし歯や歯周病のリスクが高いところで、歯ブラシが届きにくくプラークも溜まりやすいのです。歯ブラシだけでは磨けない場所を綺麗にするにはデンタルフロスや歯間ブラシをセルフケアに取り入れるのに加え、歯科医院で定期的に歯のクリーニングをしてもらいましょう。

  • 常識③

×歯磨き剤はどれも似たようなもの。→ ○ むし歯予防の為にはぜひフッ素配合のものを

「どれも同じだ」と言うかたもいらっしゃるかもしれませんが虫歯予防のためにはぜひフッ素配合のものをお選び下さい。実際、子供のむし歯はフッ素入り歯磨き剤の普及に伴い激減し、今では12才児では1本ほどになりました。もちろん大人にも効果的です。

中でも歯科医院の歯磨き剤はむし歯予防効果が確認されているフッ素濃度が配合され、濃度もきちんと明示されています。

  • 常識④

削って詰めた歯はむし歯の心配なし。→ ○ 詰め物・被せ物をした歯こそ再発にご用心!

削って詰めた歯は「これでもう治った」と安心しがちですが歯と詰め物の境目にプラークがたまると、そこから新たなむし歯ができてしまうことがあります。歯科ではこれを「二次う蝕(むし歯)」と呼んでいます。歯科医師がうまく詰めても人工物である詰め物や被せ物と天然歯は全く違うもので出来ているのでミクロの目で見るとどうしても段差ががつき、そこの細菌がくっつきやすいのです。詰めた歯、被せ物をした歯は、いつも気にかけてよく磨き、新たなむし歯が出来ていないか歯科医院で定期的にチェックしてもらいましょう。

  • 常識⑤

×インプラントを入れたから歯周病はもう大丈夫→ ○ インプラントも歯周病になります

実はインプラントも歯周病になります。“インプラントの歯周病”は「インプラント周囲炎」と呼ばれ、歯周病が歯石やプラークが原因で起きるのと同様にインプラントの周りに歯石がつきークがたまると炎症が起こります。やっかいなことに自覚症状が出にくく膿が出るなど気づいたときには重症化しているケースが多いのです。せっかく入れたインプラントなので長持ちさせたいですよね。それには治療が終わってからも歯科医院で定期的にチェックを受け、クリーニングしてもらうのが一番です。

2017年9月01日|

女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)の分泌が増加するために歯周病菌が約5倍に増えると

言われています。そのため、歯肉の血管の透過性が亢進され、歯肉の腫脹を惹き起こします。

さらに口腔内にとどまらず、歯周病菌や細菌産生の炎症物質が血液を介して子宮を収縮させ、

早産を招くことが明らかになっています。歯周病に罹患した妊婦は、そうでない妊婦に比べて、早産や

低体重児のリスクが約7倍にも高くなることがわかっています。自分だけのことではなく、子供にも影響が

あると知ることが、妊婦さんの行動を変えます。実際、歯科医療従事者であれば、毎日、歯周病に罹患

している口腔と向き合います。もっと早く出会っていれば、良い治療が出来たのにと、思う経験は誰もが

おもちでしょう。妊婦さんのほとんどは初期から中等度の歯周病です。歯肉からの出血は気になるものの、

痛みを伴わず、生活には困らない状態ですので、今から治療し予防していけば未来は明るいのです。

赤ちゃんの虫歯予防を母子感染予防から始めるのと同様に、お母さんの歯周病予防を妊娠中から

始めることの利点は大きいのです。

 

2014年7月11日|
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