歯の豆知識 第37回 ホワイトニングは歯を強くするチャンス!


「ホワイトニングをしてみたい」と思っている患者さんから「歯に悪くありませんか?」という質問を
よく受けます。確かにホワイトニング剤はいくらか酸性なので、歯の表面が少々溶けます(脱灰)。

そうお答えすると心配になるでしょうが、実は食べ物や飲み物のほとんどは酸性です。レモンやコーラ
など酸の強い飲食物もあります。それと比べると、ホワイトニングによる脱灰は、唾液の中に溶け込んで
いるカルシウムが歯に戻ること(再石灰化)によって自然修復される程度のもの。毎日の食事と同程度
の脱灰ですから、特別に心配するものではないでしょう。

また、ホワイトニング剤に入っているのは、殺菌薬として知られるオキシドールと同じ成分。
細菌を減らす働きを備えているのです。これは虫歯や歯周病のリスクの軽減にとても有利ですよね。
そして近年では、さらなる予防効果が明らかになりました。ホワイトニング後の※ペリクルのない
歯は、ペリクルのある歯に比べ再石灰化しやすく、ホワイトニング前より後のほうが硬くなって耐酸性
がアップすることが、いくつかの研究で明らかになってきたのです。

さらに嬉しいのが、フッ素や、CPP-ACP(リカルデント)の取り込みも盛んに行われるということ。
ホワイトニング後に、フッ素やCPP-ACPのジェルやペーストを歯に塗布します。
すると再石灰化がより促進され、さらなる虫歯予防効果が期待できます。
せっかくのチャンスを逃さず捉えて、歯を白くするだけでなく、攻めの虫歯予防効果も手に入れてみませんか??

※ ペリクル…エナメル質表面に直接唾液が接触して形成される、唾液由来のタンパク性の薄い膜です。
ホワイトニング 本郷

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2015年5月02日|



 
 
 
 
 

2015年5月02日 | カテゴリー 歯の豆知識  |