歯の豆知識 第49回 『歯科用語』 | つぶやき | 岡山市のくれいし歯科クリニック
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歯の豆知識 第49回 『歯科用語』


難しい歯科用語、解説します!

「歯科健康診断の結果のお知らせ」の「歯並び」「その他」の欄でよく使われる歯科の専門用語について解説いたします!

過剰歯

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本来必要のない余分な歯が生えています。

周りの歯の萠出を邪魔したり、傷めてしまう事があるので、早めに歯科医院で検査を受け、抜歯を検討しましょう。

 

エナメル質形成不全

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生まれつきエナメル質が弱い歯で、虫歯のリスクが高く、噛む力で欠けやすいなどの問題が起きがちです。

かかりつけの歯科医院で経過観察や、治療を受け大切に守っていきましょう。

 

中心結節

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歯に円錐状の突起があります。

折れやすいのでかかりつけの歯科医院で検査を受け、周りを樹脂で固めたり、少しずつ削り、フッ素塗布を受けて知覚過敏や虫歯から守っていきましょう。

 

先天性欠如歯

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本来は乳歯から永久歯に生え替わるのですが、生まれつき永久歯が足りない場合があります。

レントゲンを撮ってはじめて確定診断できるので、かかりつけの歯科医院で調べてもらい、予防をして行きましょう。

 

癒合歯

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隣り合った歯が発育途中でくっついて生えたものです。

生え替わりの時期に影響したり、境目が虫歯になりやすいので、かかりつけの歯科医院で経過観察を受けましょう。
 
 
 
 
 


【歯並びや噛み合わせの専門用語】

開咬

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奥歯を噛んでも前歯が閉じず、飲み込みや発音に支障が出やすくなります。

舌を前に出す癖があると成長とともに問題が拡大するので、思春期成長期前の骨格誘導と舌のトレーニングが効果的。低学年の早い時期からの治療が有利です。
舌の癖について3歳児検診で指摘を受けることも。
かかりつけの歯科医院でお早めに相談を。

 

叢生(乱ぐい歯)

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あごの骨に歯が並ぶスペースがなく、乱ぐいになっています。
前歯が永久歯に生えかわる頃から急に目立ち、小学校低学年の歯科健康診断で指摘され始めます。

骨格が完成に近づく思春期成長期より前の治療が効果的。虫歯や歯肉炎のリスクが高くなるので、気になる場合はかかりつけの歯科医院で相談を。

 

交叉咬合

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上下の奥歯が、本来とは反対の噛み合わせになっています。
しっかりと噛めず、成長とともにあごの骨格の歪みが拡大しがち。

永久歯の交叉咬合は小学校低学年の歯科検診で指摘され始めます。低学年の早い時期からの治療が有利ですので、かかりつけの歯科医院でお早めに相談を。

 

上顎前突(出っ歯)

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前歯が並びきらず前にせり出す、あるいは上あごの骨格が前に出過ぎる、または下あごの骨格が奥に引っ込みすぎることが原因です。
前歯が永久歯に生え替わるころから目立ち、小学校低学年の歯科健康診断で指摘され始めます。骨格性の場合は、特に思春期成長期前の治療が効果大。
気になる場合はかかりつけの歯科医院で相談を。

 

正中離開

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前歯の間に隙間ができています。歯ぐきと唇をつなげている小帯や過剰歯の影響も考えられるので、まずはかかりつけの歯科医院で検査を受けましょう。
特に問題がなければ経過観察を。

永久歯の犬歯が生えると歯が横から押されて自然に隙間が閉じてくるケースも多いです。

 

反対咬合(受け口)

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上あごの前に下あごが出た状態で、しっかりと噛むことができません。下あごが上あごに被さって、上あごの成長を邪魔するため、成長するとさらに目立ってきます。

骨格が完成する思春期成長期の前ならば骨格の誘導で改善されますが、できれば低学年の早い時期からの治療が有利です。お早めにかかりつけの歯科医院で相談を。

 


2016年10月01日|