歯の豆知識第146回「歯磨き剤のギモン」 | 歯の豆知識 | 岡山市のくれいし歯科クリニック
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歯の豆知識第146回「歯磨き剤のギモン」


いつも使っている歯磨き剤。でも「そもそも歯磨き剤って何なの?」「何のために使うの?」なんて、疑問に思ったことはありませんか。

そんな「なぜなに?」にお答えします。

 

Q:歯磨き剤って、1年に何本くらいつくられてるの?

 

A:みなさんにとって一番なじみぶかい「ペースト状の歯磨き剤」(練り歯磨き)は、日本で1年間に約5億本つくられています。この数、どんな風に感じますか。簡単な計算をしてみましょう。

 売れ筋の歯磨き剤の内容量は130g程度のものが多いです。歯磨き剤を使っている人を1億人とすると、1人あたりの使用量は年約5本。つまり年約650gです。12回の歯磨きだと、1回あたり約0.9gになるので、何となく納得できる量ではないでしょうか。

 とはいえ、実はこの量は、歯磨き剤で重要な、むし歯予防効果を得るには十分ではありません。

 最近では、科学的根拠をもとに「1回あたり1.5g」が推進されています。

むし歯予防効果を期待するには使用量も重要です。ぜひ目安にしてください。

ところで、海外で歯磨き剤を購入したことはありますか。

購入した経験があるかたは、日本に比べて23倍の価格に驚いたのではないでしょうか。日本は品質の良い歯磨き剤は安価に購入できる国なのです。


2025年11月01日|